プレゼン製作所のコンシェルジュ松本雅紀さんにインタビュー致しました!
プレゼン製作所のコンシェルジュ???管理人?何を管理する人なんだろう?
コンシェルジュって?
藤澤:失礼ながら、コンシェルジュってどんなお仕事なんですか?
松本さん:一言で言うと顧客窓口です。
提案時や製作着手の際にクライアント様に対して「リアルで使用する資料か?」「オンラインで使用する資料か?」等、使用場面や使用目的のヒアリングを行い、資料の完成イメージを引き出して、製作の方向性を作る手助けが主な役割です。
資料作成の前段階では、クライアント様にとって資料の完成形はイメージしづらいことが多いです。
まずは提案時にしっかりとクライアント様の資料に対する意図を伺い、「こんなイメージで作っていきたい」というイメージを、ヒアリングを通して具体化=言語化していくことを行っています。
もちろん、顧客窓口ですから、工数見積や製作過程のスケジュール調整なども大切な仕事です。
藤澤:なるほど、、、
イメージを形にするってクリエイターをしていると本当に一番重要で一番難しい部分なんです。
そこを言語化していくとはクリエイターにとってもありがたいですが、何よりクライアント様にとって思ったものを作ってくれるという安心になりますね。
それと同時に大変なことや、気をつけられていることもあるのではないですか?
松本さん:プレゼン製作所のクリエイターは、スキルはもちろんですが、皆さん真摯でクライアントさんの意図をしっかりくみ上げてもらえるので、そこはあまり心配していないです。
ただ、微妙な齟齬から手戻りが発生したり、クライアントの担当者様との間ではよい感じに進んでも、社内確認の過程で意図していなかったフィードバックを頂いたりすることがあるので、コミュニケーションには気を付けています。
藤澤:確かに企業様であれば、当製作所とのご担当者様と内容確認をする方が別だったりしますもんね。
そういう意味でも、内容の確認をしっかりと確認しておく松本さんの役割は重要ですね。
では、クライアント様にもクリエイターにも安心して、気持ちよく動いてもらうために、工夫されていることはありますか?
松本さん:私が気を付けているというよりも、プレゼン製作所全体として意識されているのは「意図の言語化」ですね。
まずはクライアント様の資料イメージを、ヒアリングを通してクリエイターと「言語化」していく。
だからクリエイターが完成させたプレゼン資料は、クライアント様の意図が組み込まれて、すべてのデザイン要素にはしっかりとした意図があるものができあがります。
完成した資料をご覧頂きながら、その意図をクライアント様に伝えることが、信頼に結び付くと思っています。
私はその橋渡し役として、クライアント様でもクリエイターでもない、第三者の視点でお互いの理解を深める手助けとなるように心がけています。
最近はどんな案件が多いの?
藤澤:具体的に最近だとどの様な案件が多いですか?
松本さん:最近ですと、オンラインプレゼン用のPowerPoint製作案件が多いですね。
リアルからオンライン化したことで、場所の制限はなくなったものの、オンラインだと「伝わらない」「受講者の離脱が生じる」などクライアント様自身が既に課題を感じていらっしゃいます。
でもなぜそれが起こっているのかはよく分からない。
そこを何とかしたい、というご依頼が増えています。
ここでのクライアント様のご要望は「伝わる」「最後まで聞いてもらえる」こと。
実はオンラインになるとプレゼンの難易度が変わります。
オンラインプレゼンは
・プレゼンターと空間を共にしないことによる、聞き手の意識の違い
・小さな画面を注視し続けることの困難さ
・プレゼンターの表情や仕草、話し方が伝わりづらいことによる単調さ
などという難しさがあります。
沢山の人の前よりも、画面に向かって話すのだから、あがらずにかえって話しやすい、という方もいらっしゃいます。逆に、プレゼンが上手な人ほど聞き手の雰囲気を捉えにくく、メリハリをつけずらいと感じる方も多いです。
結果として、誰が話しても単調なプレゼンとなりがちで、「伝わらない」「受講者の離脱が生じる」という問題が生まれます。
だからこそ、これらを出来る限りカバーするようなプレゼン資料が必要になってくるんですね。
声のトーンや身振り手振りで緩急がつけにくいオンラインプレゼンでは熱が伝わらない、だからプレゼン資料で緩急をつけ、聞き手の印象に残す、ということです。
今まではプレゼンターの「話術」に頼っていたプレゼンも、しっかりと作りこんだPPTを使うことにより、話し慣れていない人でもオンラインプレゼンではしっかりと意図を伝えることが出来る、「最後まで聞いてもらえる」ようになるとご提案致します。
藤澤:なるほど!
リアルとオンラインの聞き手の意識の違いも踏まえて、資料を作り上げるわけですね。
コンシェルジュから見た製作所のクリエイター
藤澤:プレゼン製作所のクリエイターって、コンシェルジュの松本さんの目線から見て、どんな風に見えるんですか?
松本さん:デザインを手掛けるというと、「アーチスト」のイメージを持たれる人も多いと思いますが、プレゼン製作所のクリエイターは「マイスター」の集まりかなと。
お客様が漠然と持たれていた資料イメージを具体化し、オーダーメイドで作り上げていくプロの職人集団という感じでしょうか。
今後の展望
藤澤:最後に今後の展望を教えてください。
松本さん:繰り返しになってしまいますが、プレゼン製作所の提供するデザインは、アートではなく、お客様の意図を形にするサービス=商品だと認識しています。
プレゼン製作所はただセンスのいい物を作るだけではない、意図を再現して伝わるものを作ってくれる会社なんだと広く認識してもらえるようになりたいですね。
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